御本尊は「阿弥陀如来」様です。舟型の光背の前に立ったお姿の阿弥陀像です。
立像は、浄土へとお迎えに見えられるときのお姿(来迎のお姿)を表しています。
(坐像は、西方極楽世界におられて、三世十方世界の衆生に慈悲の光を照らされてるお姿です。鎌倉大仏、宇治平等院鳳凰堂阿弥陀如来坐像が有名です。)
「阿弥陀仏と心は西に空蝉の もぬけはてたる声ぞ涼しき」
法然上人の御作
阿弥陀如来とは
無限の寿命を持つことから無量寿如来ともいいます。限りない光(智慧)と限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主です。四十八願(しじゅうはちがん)という誓いを立て、その中には「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導くとあり、広く民衆から信仰されました。ちなみに他力本願も四十八願の誓いから来ており、本来は阿弥陀様にすがって極楽に行こうという意味です。…仏像ワールドより
「いけらば念仏の功つもり、しなば浄土へまいりなん。とてもかくても、此の身には、思いわずろう事ぞなきと思いぬれば、死生ともにわずらいなし。」
法然上人の御詞
御本尊様より見て右脇間(右余間) (向かって左) |
御本尊様より見て左脇間(左余間) (向かって右) |
《手前に展示》田原市高松町出身のキルト作家で2011年3月になくなられた近藤真弓さんの作品「海からの贈り物」 | 合掌 |